鳥の目、蟻の目、魚の目

最近、就職面接をしていて応募者に感じることは、個性・若さが感じられなくなってきたということです。就職氷河期と言われて、かなりの期間がたちました。あまりの就職活動の厳しさのせいで、学生が就職活動のノウハウを学ぶことに走りすぎている結果ではないかと思います。

世の中を見ても、世界ではユーロ圏がギリシャをはじめとした信用不安で揺れ動いています。アメリカ経済もいまひとつです。世界第2位の経済大国になった中国も、世界経済の影響を受けて、成長に陰りが見え始めています。国内においては、混迷する政局、危ない国家財政など多くの難しい課題を抱えたままです。今後も世の中は、従来にも増したスピードで大きく変化していくと思います。

そのような中で、弊社が関係するITの進化のスピードはとどまることを知りません。あっという間にスマートフォンが普及し、若い人はかなりの比率でスマートフォンを使いこなしています。情報がパーソナル化し、ますますいろんな情報が個人に簡単に飛び込んでくる時代になりました。

このような変化の中で、就職活動をしている学生が、どのような見方をしていけば今後の助けになるのか、標題に書いた3つの見方が参考になってくると思います。


【鳥の目】 大空から眺めるように、物事を大局的にとらえる見方です。特にこの見方は、若い人には難しいかもしれませんが、最も大切なものの見方です。若い人には、知識経験が少ないだけに、この見方を鍛えていかなければなりません。

【蟻の目】 蟻は地面にいますから、上空からは見えなかった小さなところまで事細かに見えます。このように事象をより身近に細かく見る見方です。目標をより絞った形で具体的に細かくできるわけです。より、現場的な見方ということになります。これが行き過ぎると、近視眼的な見方になります。最近の若い人は、この見方に偏りがちな傾向が強いように感じます。

【魚の目】 水の流れのように、世の中の激しい変化の中で先を見通す見方です。この見方をするためには、かなりの経験・知識が必要になってきます。


今後、就職活動をしていくにあたっては、特に鳥の目・魚の目を養っていく必要があると思います。すぐにはできなくても、新聞などからの情報入手や読書など意識して努力していけば、養っていけると思います。試してみてはいかがでしょうか。