「日々新」・・・中国最古の教え


受験勉強の歴史で習ったと思いますが、西暦紀元前17世紀ごろ、文字に記録された歴史の上で、中国最古の王朝に殷(いん)という王朝があります。

この殷王朝の創始者の湯王(とうおう)は「徳の高い王」とされております。

彼は、顔を洗う青銅の洗面器に「日々新」と刻んでいたそうです。

これは湯王が、「今日を新しい気持ちで、明日も新しい気持ちで、そして明後日も…」と、毎朝顔を洗うたびに気持ちを新たにしていたのではないかと考えられています。

湯王自身が、ともすると毎日のマンネリの中に埋没して日々を過ごしているのではと思い、毎朝起きた時に日々新しい気持ちで王としての仕事に精を出していこうと、顔を洗う時にこの言葉を目にして、政務に取り掛かったのではないかと言われています。

国際情勢を含めて変化の激しい現在、素早く対応していくために、私たちは感度を失わないようにしなければなりません。

どんな立場であろうと、毎日の生活や仕事や勉学は同じことの繰り返しが多いものです。
うかうかしていたのでは、すぐにマンネリになってしまいますが、そうなったのでは何も身に付かないことになります。

やはり、常に気を引き締めて意欲を燃やし、毎日の仕事や勉学に取り組む必要があります。
そうやってこそ初めて、仕事も勉学も成果が上がってくるし、自分を向上させることもできていきます。

これは一生の課題だと言っても過言ではないですね。


皆さんは、進化する情報化社会の中、ともすると洪水のような膨大な量の情報の中で生活しています。
日々に流され、暮らしや仕事は同じことの繰返し、マンネリ化しそうになる生活ではありませんか?

これを「日々新」として、今日というまたとない日を、新たな気持ちで迎えるようにしてはどうでしょうか。

スマートホン、メール、インターネット、種々膨大な情報に振り回されて、自分を見失ってしまいそうな時ほど、毎日を新鮮な気持ちで、自分を取り戻していくことが必要な時代になったのではないでしょうか。